ミナレットを強烈に印象づけたヴィクトリアマイル

私のヴィクトリアマイルの予想はこうでした。

◎ヌーヴォレコルト
○ディアデラマドレ
▲スイートサルサ
△タガノエトワール
△ケイアイエレガント
△スマートレイアー

ペースはある程度スロー、速かったとしても、1頭ポツンと引き離して逃げて、後は団子。
直線で逃げ馬が捕まった時から差し合戦が始まる。
といった予想で上記の印を組み立てていました。

馬券は、安定感で勝るヌーヴォレコルトを軸に、3連複流し。
3連単の頭固定にしなかったのは、速い上がりの馬にピュッと差される可能性があると考えたから。
ケイアイエレガントは前で残るのであればこの馬、という形でピックアップしましたが、
ヌーヴォレコルトが早めに前を捕えに行って、結局上位にくるのは差し馬、
レースタイムは1分32秒台の決着、というスタンスの予想でした。

柏木集保が土曜日のnetkeibaに掲載していたヴィクトリアマイルの予想のコラムに、
展開が大方の予想を裏切ることはあるが、今回、ハイペースはさすがにないだろう、
というような内容を書いていて、うんうん、と納得して読んでいましたが、
まさかここまでハイペースになり、ある程度他の馬もついていく展開になるとは、
本当に予想していませんでしたw

で、結果的にミナレットが刻んだラップは、34.3-45.5-56.9という超絶ハイペース。
道中、2番手以降は少し離れはしたものの、速い流れの中レースが進みます。
結果的に6着となったヌーヴォレコルトと、
4コーナーで同じくらいのポジションか、それよりも前にいた馬で掲示板の着順が構成されており、
超絶ハイペースの中でも先行馬の繰り出した上がりも速く、後ろは全く届かないというレース内容でした。

古い記録で言えば、ホーリックスが勝った1989年のJCを彷彿とさせる内容で、
あのJCでは、逃げたイブンベイが当時の日本レコードを上回る記録(1:45:8)で1800mを通過し、
3番手4番手を追走していたホーリックスとオグリキャップの、
競争能力を最大限に引き出した日本レコードでの死闘が生まれ、
差し馬が全く勝負にならなかったわけですが、
今回、逃げたミナレットは、最後2頭には差されたといえ、
後ろにいた所謂「差し」「追い込み」の馬には勝負させずに自身は馬券圏内に残ったのですから、
とても立派なんじゃないでしょうか。(イブンベイは6着でした)

リトルゲルダが脱落した以外は、逃げ、先行馬が掲示板を独占した今回、
ストレイトガールはその中でも一番後ろのほう(4角5番手、ヌーヴォレコルトの前)にいたわけですが、
そこから前を差し切れるというのは、やはり卓越したスピードがあるのでしょう。お見事でした。

東京のマイルは、イメージ的に中距離馬が台頭することが多いコースなのですが、
今回、ストレイトガールは1800m以上のレース未経験、
ケイアイエレガントは1800mの勝ち鞍がありますが、
ミナレットは1800m以上のレースの勝ち鞍なしと、
短距離で活躍してきた馬が台頭するという結果になり、これも誤算の一つでしたねぇ・・・

さて、今年のヴィクトリアマイルは、3連単がJRAのG1史上最高配当の2070万5810円だったそうで、
JRA史上としては2番目に高い3連単配当だったそうですが、
JRA史上、3連単の最高配当は2012年8月4日新潟5R 2歳新馬戦の2983万2950円で、
この時の勝ち馬がミナレットだった、というオチがついていますw

今年のヴィクトリアマイルは、レース内容にしても、馬のキャラとしても、
ミナレットを強烈に印象づける結果となりました。

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